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iDeCoと新NISAについて

2024年04月20日

iDeCoについては、それが何なのか全く知らず、また、NISAについては、NISAの口座は保有していましたが、2024年1月に制度が変わることを知りませんでした。

しかし、昨年の11月頃に顧問先の従業員の方から前職でDC(企業型確定拠出年金)に入っていたのですが、今の会社にはDCがないので、iDeCoに入ろうと思っているのですが、どうしたらいいですか、という相談を受けました。

それから、4ヶ月くらいの間にiDeCoや新NISAに関する書籍を読み漁り、また、iDeCoや新NISAをテーマにしているYouTubeの動画を見ました。その結果、税制優遇があること、運用によっては将来の備えになることから、達した結論は、「これはやった方がいい」でした。ただし、iDeCoにしても、新NISAにしても、やる前に知っておかなければいけないことがあるな、とも思いました。

その中で、今回は、iDeCoについて知っておくべき点を手短にお伝えしようと思います。

 口座を開設する金融機関をどこにするのか(iDeCoでは各金融機関が取り扱える商品が限定されいるため、新NISAの場合よりも金融機関選びは慎重にならざるをえません。因みに、 私が読んだ書籍や見た動画では、大手証券会社でiDeCoの口座を開設すべきとしていたものは1つもありませんでした。)

 投資する金融商品を何にするのか(ここでは多くの人が元本確保型の金融商品を選ぶようですが、iDeCoの場合、毎月、手数料を徴収されるので、例えば、利率の低い定期預金を選んだ場合には、元本割れを起こす可能性があります。)

 これからiDeCoを始めようとする方々の多くは、海外の株式を中心とした投資信託に投資することが予想されますが、15年後、20年後の間には、株価の暴落があるでしょう。その時も、売却せずに投資をし続けることが重要であることは多くの人が心構えとして持っている必要があると言っています。

 iDeCoでは、どのタイミングで、どれだけ現金化するのかという出口戦略が税金との関係で一番頭を使うところであることを頭に入れておく必要があります。

以上、手短にiDeCoを始める上で知っておくべきことを挙げてみました。

仕事上の必要からいろいろなiDeCoと新NISAの知識をインプットしましたが、顧問先の社長や従業員の方とiDeCoや新NISAのことを話してみると、多くの場合、「知りたいけど、難しそう」という反応を示す方が多いです。ですので、業務の上でiDeCoや新NISAの話をする機会が増えました。

私自身も以前からNISAを少しやっていただけでしたが、来年、iDeCoは投資できる年齢が引き上げられることがほぼ確実らしいので、iDeCoを始めてみました。「ほったらかし投資」をするつもりなので、5年後、10年後にどうなっているのか楽しみです。

新NISAについては、またの機会に説明したいと思います。

 

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