中国湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウイルスは、現在（令和２年２月１９日現在）、わが国においても感染者が増加している状況にあり、事態の収束の兆しが見えない状況にあります。その間、中国からの旅行者が激減し、また、中国での工場での生産が停止したりしている影響で、わが国の産業への影響が出始めています。こうした状況に対処するための諸施策が始まっております。
まず、「雇用調整助成金」の特例が実施されています。雇用調整助成金とは、経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者に対して一時的に休業、教育訓練または出向を行い、労働者の雇用の維持を図った場合に、休業手当、賃金等の一部を助成するものです。具体的に対象となるのは、①中国人観光客の宿泊が無くなった旅館・ホテル、②中国からのツアーがキャンセルとなった観光バス会社、③中国向けツアーの取扱いができなくなった旅行会社などとなっております。詳しくは、こちら。
また、東京都では、新型コロナウイルスの流行により、事業活動に影響を受ける、または、その恐れがある中小企業者等を支援するため、令和２年１月３０日（木曜日）より特別相談窓口を設置しています。詳しくは、こちら。
